清田高校吹奏楽局が新年を祝う演奏 清田区新年交礼会 華やかに開催 主催者が地下鉄延伸や警察署設置を訴える
令和2年(2020年)の清田区新年交礼会が1月8日(水)、JR新札幌駅前のホテルエミシア札幌(厚別区厚別中央2条5丁目)で開催されました。清田区内の町内会、企業、団体、学校などの関係者約300人が参加、新年のあいさつを交わし、交流しました。
清田区町内会連合会連絡協議会の主催で、毎年、新年に開催している恒例の行事です。
交流会は、清田高校吹奏楽局の伴奏による国家斉唱で始まりました。
はじめに、鈴木亨・清田区町内会連合会連絡協議会会長(清田中央地区町内会連合会会長)が主催者を代表して挨拶しました。鈴木会長は、清田区には実現すべき「3つの大きな課題」があると、次の通り力説しました。
『清田区が誕生して22年たちました。この間、清田区および清田区町内会連合会連絡協議会が取り組んできた3つの課題についてお話しします。
一つ目の課題は、清田地区を地域交流拠点として形成することです。札幌市は平成28年策定の「都市マスタープラン」で、清田地区を「地域交流拠点」として「先行的に取り組む拠点」と定めましたが、4年目になってもいまだに何も前に進んでいません。「地域交流拠点」の形成が進めば、清田の新しいまちづくりの取り組みを加速する大きなチャンスになります。
二つ目の課題は、毎年、市長に要望しております地下鉄延伸です。昨年末の12月12日に行われた札幌市議会総合交通調査特別委員会で論議が行われましたが、市の説明は全く従来と変わらず「検討、検討」ばかりです。検討継続ではなく、一刻も早く延伸を決定されることが清田区民の悲願であります。
三つ目の課題は、清田警察署の設置です。近年、清田区でも高齢者の犯罪被害や交通事故が増えており、今後さらに増加することが懸念されます。地域住民と各団体が一丸となって地域を守る活動に取り組んでいますが、我々の努力にも限界があります。地域住民の安心・安全な生活確保のため、警察署の存在は不可欠です。一日も早く警察署を設置するよう札幌市、北海道庁、道警にはお願いいたします』
以上が、鈴木会長が挙げた清田区3つの課題です。今年もこれらの課題に向けて頑張っていこうと鈴木会長は呼びかけました。
さて、今年の新年交礼会には、秋元克広市長は海外出張のため参加しませんでした。石川敏也副市長が来賓挨拶として市長のメッセージを読み上げました。
交礼会は続いて、市議、道議、国会議員らの来賓紹介があり、小角武嗣清田区長の音頭で乾杯して祝宴に入りました。
今年は、清田高校吹奏楽局が軽快なジャズ演奏を披露し、会場を盛り上げてくれました。
今年は東京オリンピックの年で、札幌でもマラソンや競歩の東京オリンピック競技が行われるオリンピックイヤーであることから、清田高校吹奏楽局は特別に1972年札幌冬季オリンピックのテーマソング「虹と雪のバラード」を演奏し、会場の参加者が一緒に歌う一幕もありました。
清田高校吹奏楽局は昨年(2019年)、2年連続で北海道の高校代表として東日本学校吹奏楽大会に出場する活躍を見せてくれました。
会場では、健康づくり団体「清田Hi遊会」の皆さんによる「きよっち音頭」も行われ、にぎやかに交礼会は進んでいきました。
最後は、清田区女性部連絡協議会の三上美由紀会長の音頭による三本締めでお開きになりました。
新年にふさわしい華やいだ雰囲気の新年交礼会でした。清田区、今年も頑張ろう!
「ひろまある清田」より転載