素晴らしかった「清田サウンド」の演奏 清田中学校吹奏楽部 第14回定期演奏会
清田中学校吹奏楽部の第14回定期演奏会が11月5日(土)、札幌市中央区北1条西1丁目、カナモトホール(札幌市民ホール)で開催されました。素晴らしい「清田サウンド」が会場いっぱいに響き渡りました。
清田中学校吹奏楽部の今年の部員は42名(1年生18名、2年生4名、3年生20名)。顧問の多米恵理子先生の指導で2017年から3年連続吹奏楽コンクール全国大会出場という実績のある清田中吹奏楽部です。
今年も10月29日、千葉県松戸市で開催された日本管楽合奏コンテスト全国大会に出場し、全国の晴れ舞台で元気いっぱい「清田サウンド」を披露してきました。
定期演奏会は、日本管楽合奏コンテストで演奏した「三つのジャポニスム」をはじめ、北海道吹奏楽コンクール(銀賞受賞)で演奏した「ジェネシス」などを、多米先生の指揮で演奏しました。
また、8人の部員による木管八重奏で「結婚の踊り」を演奏。これは、今年1月のアンサンブルコンテスト札幌地区大会で演奏し、金賞を受賞しましたが、2月の北海道大会はコロナ禍のために出場を辞退したそうです。
休憩後の第2部は、ポップスステージ。1997年にNHK「みんなのうた」で放送され、V6が歌った「WAになっておどろう」の演奏で元気よくスタートしました。
第2部は、スタンドプレーの演奏あり、歌や踊りありの楽しいステージでした。歌も踊りも、かわいかったですよ。
吹奏楽の定番曲「勇気100%」や「宝島」も、メリハリの利いた迫力ある演奏で、部員たちの元気が会場に伝わってきました。
昭和22年(1947年)に笠置シヅ子さん(1914年-1985年)が歌って大ヒットした歌謡曲「東京ブギウギ」の演奏も、明るくノリノリの演奏で良かったですね。
「東京ブギウギ」は「リンゴの唄」「青い山脈」と並んで、戦後の日本人を明るく励ました歌謡曲です。こういう曲が1曲でも入ると、会場に来た年配の観客はうれしいことでしょう。
ちなみに、2023年度後期NHK朝ドラは、笠置シヅ子さんをモデルにした「ブギウギ」です。
コロナの影響は今も続いています。この日の定期演奏会には、学級閉鎖になった1年生部員6名が晴れのステージに立てなかったそうです。
この定期演奏会で引退する3年生だけの演奏もありました。3年生は、コロナ禍が始まった2020年4月の入学。入学後もコロナのため、入部したのは部活が始まった7月だったそうです。
コロナのために、吹奏楽コンクールが中止になったり、発表の機会が大幅に減ったり、練習も大きく制約される中、頑張ってきました。3年生の皆さんが、支えてくれた先生や保護者、地域への感謝の言葉を何度も述べていたのが印象的でした。
会場には、コロナで制約がありながらも、家族や友人、他校の吹奏楽部員、地域の人たちらが詰めかけ、部員たちの一生懸命な演奏とステージを楽しみました。
「ひろまある清田」より転載